まだ記事タイトルに無頓着状態で消耗してるの?
ポケモンGOまだやってますWebマーケター鵜飼です。このDevelopers.IOはテックなブログですが、IのTは同僚エンジニアのほうが抜群に高CPなので、私としては別路線で邁進していく所存です。ということで今回は前職の記者経験を棚卸しして、記事タイトルの関する自分なりの作法をまとめたいと思います。皆さんのブログ執筆時の参考になるといいな…!
基本はキーワードの組み合わせ
今回は、「東洋経済ONLINEの記事『ポケモン完全アウェー!オジサンの複雑心中』内のイメージ写真に、弊社代表・横田聡が秋葉原の路上でポケモンGOをプレイしている様子が写ってて社内がざわついたよ!」という話題について記事を書いたと仮定し、そのタイトル付けをしていきます。
まずはこの記事に出てくる単語を書き出してみましょう。
- クラスメソッド
- 社長
- 横田聡
- スマホ
- ゲーム
- ポケモンGO
- 秋葉原
- 路上
- プレイ
- 写真
- 東洋経済ONLINE
- Webメディア
- 掲載
- 社内
- ざわつく
基本的にはこのように文中に出てくる単語の組み合わせで「記事内容が端的に伝わる」「読者の目を引く」題名を作っていきます。ニュースサイトでは読みやすさほかたくさんの理由により文字数がある程度決まっていますが、制限なき個人ブログでも全角30字前後でGoogleの検索結果ページ上でタイトルが省略されるそうなのでコンパクトにするのがベターです。
基本はキーワードの組み合わせ
組み合わせパターンを紹介します。
A. 横田聡ポケモンGO写真のWebメディア掲載にクラスメソッド社内ざわつく
Aは今回もっとも記事の趣旨を正確に伝えようとして詰め込んだパターンです。例えば、横田のタレント性と弊社のブランド力を比較した上で「横田聡」を「クラスメソッド社長」に変えてもいいですし、合わせ技で「クラスメソッド横田」という手も考えられます。いずれにしても、このタイトルはご覧の通り長すぎます。それにタイトルで説明してしまうと「記事読まんでもええやん」といった気持ちになってしまうので、要素を削いでコンパクトにしていきたいですね。次の例をどうぞ。
B. ポケモンGOプレイするクラメソ社長の姿が東洋経済に
- 「社内の反応」に関する言葉を省略
- 「Webメディア」を「東洋経済」に変更
- 「クラスメソッド」を略称に変更
- 「ポケモンGO」を冒頭に移動
1のようにコンパクトにするだけでなく、2、3のような変更も加えました。ただ略称は「クラメソ」という呼び方が広く浸透していることが前提なので慎重に。
タイトルにどの単語を選ぶかは、想定している読者層や世間の人気など「多くの人に響きそう」という基準で取捨選択しましょう。上のタイトルでは「ポケモンGO」は必ず入れました。サイトの固定読者よりSNSやサーチエンジン経由の訪問者が多くなるのが珍しく昨今、記事には最優先で話題性の高い固有名詞を入れたいですね。
基本はキーワードの組み合わせ
前述の2例は基本的に正攻法ですが、次は少し趣向を変えた2例を。
C. クラスメソッド横田、東洋経済に登場
D. 社長の路上プレイ写真がWebメディアに
これらはいずれも「ある目的のために記事の要旨を隠したタイトル」です。Cには「ポケモンGOをプレイしていた写真」がネタになっていることを隠し、「弊社横田が大ビジネスメディアに載りましたので報告致します」的に見せる、ビジネスアピールに寄せたタイトルです。
一方のDはゲスさに振り切った昭和の週刊誌的アプローチ。「社会的地位を持った人が路上で何をプレイしたんですかねえ(ニヤニヤ)」と思わせるよう仕向けたもので、さらに俗っぽくするなら「IT社長まさかのアキバ路上プレイに社員赤面」あたりでしょうか(別におれたちは赤面なんてしてませんよ!)。
手身近ではありますが、記事執筆の際にはこのような感じで刺激的かつ注目を集めそうなタイトルを考え、たくさんのアクセスを稼ぐようになりたいものです。マジで。ちなみに、少し前に下北沢B&Bでニュースサイト記者やライターの方々がタイトルについて語るイベントが開催され、その模様がTogetterでまとめられていました。こちらも参考になるかと思います。